伊ユベントス、取締役会が全員辞任 虚偽会計疑惑で
(CNN) イタリア1部リーグ(セリエA)の強豪チーム、ユベントスは28日、虚偽会計の疑惑をめぐってアンドレア・アニェッリ会長、マウリツィオ・アリバベーネ最高経営責任者(CEO)ら取締役会のメンバー全員が辞任したと発表した。
専門家らの意見に基づく臨時会合で、ユベントスにとって新たな取締役会への引き継ぎが最良だとするアニェッリ氏の提案にメンバーが同意し、一斉辞任が決まったという。
イタリア検察と市場規制当局は最近、虚偽会計と市場操作の疑いでユベントスを調べていた。ユベントス側は不正を否定している。
新たな取締役会が来年1月18日の会合で承認されるまでの間、ゼネラルマネジャーとしてマウリツィオ・スカナビーノ氏が任命された。
ユベントスは2021~22年のシーズンに、セリエA史上最大規模となる2億5430万ユーロ(約360億円)の損失を出した。
セリエAでは首位ナポリと10ポイント差の3位。欧州のクラブ王者を決めるチャンピオンズリーグはグループリーグ敗退に終わった。