カタールW杯、アフリカ勢初のモロッコと前回王者フランスが4強入り
(CNN) サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会は10日(日本時間11日)、準々決勝の2試合が行われ、モロッコが1―0でポルトガル、前回王者のフランスが2―1でイングランドをそれぞれ倒して準決勝進出を決めた。
モロッコはアフリカ勢として初めて4強入りを果たした。前半にユセフ・エンネシリ選手がヘディングで先制点を取り、後半もポルトガルの度重なる攻撃を防いで逃げ切った。
ポルトガルはボール支配率でモロッコを圧倒し、後半にエースのクリスティアノ・ロナルド選手を投入したが、ゴールを決めることができなかった。
モロッコはW杯史上初のアラブ圏開催となった今大会で、アラブ勢として初の準々決勝進出を果たしていた。4強入りはアフリカ勢としても初の快挙だ。
準決勝進出を決めて喜ぶフランス代表/(Robert Cianflone/Getty Images
一方、フランスは前半にオーレリアン・チュアメニ選手が先制ゴール。イングランドの主将、ハリー・ケーン選手がPKを決めて追いついたが、後半でフランスのオリビエ・ジルー選手が勝ち越し点を挙げた。イングランドは再びPKを獲得したもののケーン選手が外し、チャンスを逃した。
イングランドは試合を通してボールを支配し、シュート数も15本(うち枠内は7本)と、フランスの8本を大きく上回っていた。
前回大会の優勝チームが準々決勝で勝ち上がるのは、今世紀に入って初めて。
モロッコとフランスは14日(日本時間15日)の準決勝で対戦する。