米俳優エドワード・ノートン、「ポカホンタス」の子孫だった テレビ番組で判明
今回の発見を受け、ノートンさんは「人間の物語全体から見て、自分がいかに小さな存在であるのかを実感させられる」と語った。
ポカホンタスは17世紀初頭、イングランドからの入植者たちを今日の米国に迎え入れた。伝説によれば、先住民の捕虜になった探検家ジョン・スミスの命を救ってもいる。この時ポカホンタスは、自らの頭部をスミスの頭部の上に差し出して処刑を止めさせたという。
番組ではノートンさんの3代前の曽祖父が奴隷の一家を所有していたことも明らかになった。一家の構成は55歳の男性と37歳の女性、4歳から10歳までの5人の女児だとされる。
ポカホンタスは1614年にジョン・ロルフと結婚した/Three Lions/Hulton Royals Collection/Getty Images
番組に出る前から自身の祖先について調べていたというノートンさんは、家系の中に奴隷の所有者がいたことについて「気まずさを覚える」としつつ、「その人個人ではなく、この国の歴史に対する判定として、まず真っ先に認識されなくてはならない。その上で取り組んでいく必要がある」と述べた。