火を使う演出、各国のディズニーリゾートで一部中止 ドラゴン火災受け
(CNN) 米カリフォルニア州のディズニーランドでナイトショーに使われていたドラゴンが燃えた事故を受け、ディズニーランドは24日、各国のディズニーリゾートで火を使った演出の一部を一時的に中止すると発表した。
発表によると、慎重を期すために、各国のディズニーリゾートで行われている一部のショーやアトラクションで、米ディズニーランドのナイトショー「ファンタズミック!」で使われているのと同様の火を使った演出を一時的に中止する。
カリフォルニア州のディズニーランドとフロリダ州のウォルト・ディズニー・ワールドでは、ファンタズミック!の演出にパイロテクニクスと呼ばれる燃焼制御技術が使われている。
ファンタズミック!はミッキーマウスが悪者と戦うというストーリーで、水やレーザーの演出に続いて、クライマックスにパイロテクニクスが使われる。
ディズニー・ワールドのファンタズミック!で使われているドラゴンは、ディズニーランドのドラゴンとは動作の異なるシステムが使われていることから、今後も通常通りにショーを続ける予定だという。
火を噴くドラゴンはディズニー・ワールドで日中行われるパレード「フェスティバル・オブ・ ファンタジー・パレード」にも登場する。ディズニーによると、同パレードには引き続きドラゴンを登場させるものの、火を使う演出は一時的に中止する。
ディズニーランドのドラゴン「マレフィセント」(高さ約14メートル)は22日、ショーの最中に出火して、会場のトムソーヤ島にいた人たちが避難。煙と風のために同島付近にいた人たちも避難した。
負傷者の報告はなく、出火原因については捜査が続けられている。
ディズニー・ワールドでは2018年にもパレードのドラゴンが炎上する事故が起きていた。この時もけが人はなかった。