全米オープン準決勝、環境問題めぐる抗議行動で中断
(CNN) 米ニューヨークで開催されているテニスの全米オープンで7日、環境活動家とみられる観客の行動により、女子シングルス準決勝の試合が一時中断した。
主催の全米テニス協会(USTA)によると、スタンドで男性が自分の体を床に固定し、医療班とニューヨーク市警(NYPD)、警備担当者が出動した。
スポーツ専門局ESPNは、男性が「環境問題」について叫んでいたと伝えた。
準決勝で対戦していたガウフ(米国)、ムチョバ(チェコ)両選手はいったん退場したが、試合は45分あまり遅れて再開した。
ニューヨーク市警が観客席の男性を連れ出す様子/Charles Krupa/AP
USTAは7日夜の声明で、抗議グループ4人のうち3人はそれ以上抵抗を示さず、スタジアムの外へ誘導されたと述べた。
USTAのアラスター会長はCNNとのインタビューで、「こういう大規模イベントの場を環境活動家が利用することは分かっている」と指摘。NYPDと協力して再発防止に努めると表明した。