28年ロス五輪、野球やフラッグフットボールなど5競技が追加候補に
(CNN) 2028年ロサンゼルス五輪で追加される競技の候補として、フラッグフットボールと野球・ソフトボール、クリケット、ラクロス、スカッシュが選ばれたことが分かった。
大会組織委員会(LA28)の提案を、国際オリンピック委員会(IOC)理事会が検討したうえで、16日にインド西部ムンバイで開催される総会に送り、採決にかける。
LA28のワッサーマン委員長は「全米、世界各地の裏庭や校庭、コミュニティーセンター、スタジアムや公園でプレーされている競技だ」と述べ、「新たな選手と多様なファン層を誘い込み、デジタル空間での五輪の存在感を拡大して、比類ない経験を提供するというLA28の使命をさらに増幅させるだろう」と期待を示した。
総会で承認されれば、フラッグフットボールとスカッシュは五輪で初の採用となる。
クリケットは1900年のパリ大会、ラクロスは04年の米セントルイス大会と08年のロンドン大会で実施された。両競技とも、国際連盟がLA28の提案に歓喜する声明を出した。
野球は92年バルセロナ大会で追加され、96年の米アトランタ大会でソフトボールも加わったものの、2008年の北京大会後にいずれも除外された。21年開催の東京大会で復活したが、来年のパリ大会では実施されない。
LA28は報道発表の中で、各競技が大会への良い影響を生み出す力を検討し、会場の再利用という方針に沿って競技を選んだと説明している。