2時間遅れの夜10時半過ぎにコンサート開始、マドンナを提訴 米NY

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「セレブレーション・ツアー」でパフォーマンスを披露するマドンナ=2023年12月14日、米ニューヨーク市のバークレイズ・センター/Kevin Mazur/WireImage for Live Nation/Getty Images

「セレブレーション・ツアー」でパフォーマンスを披露するマドンナ=2023年12月14日、米ニューヨーク市のバークレイズ・センター/Kevin Mazur/WireImage for Live Nation/Getty Images

(CNN) 米歌手マドンナがニューヨーク市ブルックリンでのコンサートの開始時間を2時間遅らせたとして、チケット購入者2人から訴えられていることが分かった。法廷記録で明らかになった。

マドンナに対する訴訟は17日にニューヨークで提起され、CNNが18日に情報を入手した。虚偽広告や不当表示があったと訴える内容。チケット上では先月ブルックリンのバークレイズ・センターで行われたコンサートの開始時刻を午後8時半と宣伝していたが、実際には全3夜とも午後10時半過ぎのスタートとなった。

訴訟では、コンサート参加者の大半は午前1時すぎに会場を後にすることになり、多大な不便が生じたと主張。利用できる公共交通機関や配車サービスは限られ、交通機関の割高な深夜料金を払わざるを得ない状況だったと述べた。

さらに、週末のコンサートに参加したチケット保有者の多くは翌日、出勤や家庭内の仕事をこなすため睡眠時間を削らざるを得なかったとも主張した。

訴訟はマドンナのほか、ツアーの運営・宣伝を担ったライブ・ネーション・ワールドワイド社、ライブ・ネーションMツアーズ社、会場と取引があるブルックリン・イベンツ・センター社を被告に挙げている。

提案されている集団訴訟の原告には、マドンナの米国公演のチケットを保有する人などが含まれる。原告は裁判で損害賠償額を決定するよう求めている。

訴状には「コンサート開始が午後10時半以降になることを知っていたら、原告や他の集団訴訟参加者はチケット購入に同意しなかったはずだ」との文言もある。

問題のコンサートは昨年12月13、14、16日に開催され、世界ツアー「セレブレーション・ツアー」の北米公演の幕開けを告げるものになった。このツアーは当初7月に予定されていたが、マドンナが6月に重い細菌感染症を患って入院したことを受け延期された。

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