ネット利用の環境ランク、首位はスウェーデン 日本20位
首位となったスウェーデンでは総人口のうちの約9割がネットを利用、米国では約4分の3だった。また、個人用のコンピューターを所持する世帯の比率では、米国はカナダや、アイルランド、日本、ノルウェーなどと比べ低かった。米国のネットユーザー1人の回線の速度でも米国はアイスランドやスウェーデン、シンガポールと比べ遅かった。
米国はただ、サイトのコンテンツへの接続件数では世界一だった。この接続件数は、調査対象国のサイトでアクセス出来るデータや情報の件数、特定の言語でウィキペディアが紹介する原稿数などを算定した。
ネットのインフラ基盤の充実度や利用率ではアイスランドが首位で、同国国民の約96%がネットを利用していた。ネットの閲覧速度で最速だったのはシンガポールで、ネットが経済にもたらす波及効果ではアイルランドがトップだった。同国でのネットや通信機器関連の輸出高は、2007年から10年の間、国内総生産(GDP)の15%を占め、他国を大きく引き離していた。