車運転中のメール送信、成人が10代を上回る 米国調査
(CNN) 米通信大手AT&Tは30日までに、同国成人の約49%が車の運転中に携帯電話などでメールを送信した経験があり、10代の43%を上回ったとの調査結果を発表した。
調査の対象者の98%が、ハンドル操作中の送信は安全行為に反すると自覚していた。
また、10人に6人は、3年前には運転中の送信は行っていなかったと回答。運転中のメール送信を認めた回答者の40%は、突発的ではなく既に癖となっている行動であることを認めた。
米バージニア工科大学に付属する輸送問題に関する研究所の調査によると、運転中のメール送信などで事故に遭遇する確率はそうでない場合と比べ23倍となっている。
AT&Tによる今回の調査は、同社が2009年から始めたハンドル操作中のメール送信などの撲滅キャンペーンの一環。このキャンペーンは携帯電話の使用中の事故の負傷者や死者の遺族を登場させるテレビ宣伝を流すなどして昨年から強化されている。
調査は携帯電話を保持する成人のドライバー1011人を対象に実施。10代を対象にした調査は昨年4月、15~19歳のドライバー1200人に対して行った。