ロシア、スノーデン元職員の亡命期間を延長へ

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ロシアへの亡命希望を表明するスノーデン元CIA職員(中央)=2013年7月

ロシアへの亡命希望を表明するスノーデン元CIA職員(中央)=2013年7月

(CNN) 米国家安全保障局(NSA)による情報収集活動を暴露して訴追され、現在ロシアに亡命中の中央情報局(CIA)のエドワード・スノーデン元職員について、ロシアが滞在期間の延長を考えていることが分かった。

ロシア下院国際問題委員会のアレクセイ・プシコフ委員長は24日、スイスのダボスで開催されている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)で、1年間の亡命が認められているスノーデン元職員に触れ、ロシアが亡命期間を延期する意向であることを明らかにした。スノーデン元職員は、昨年6月からロシアに滞在している。

スノーデン元職員は米国への帰国を希望しているが、米国内の内部告発者保護が不十分なため帰国は難しいとの考えを示している。

スノーデン元職員は23日に行われた記者とのチャットの中で、自分の帰国が全関係者にとって最良の解決策だが、残念ながら現行の告発者保護法はNSAの元契約職員である同氏には適用されず、帰国は不可能だと述べた。

スノーデン元職員は「(告発者保護法は)欠点が大変多く、保護が弱い上に、同法が規定する告発方法は効果が薄く、明らかな不正の告発すらためらわせようとしているように見える」とし、さらに「今回の私の事例を見れば、告発者保護法の包括的改革が必要であることは明らかだ」と付け加えた。

エリック・ホルダー米司法長官は23日、バージニア大学ミラーセンターで講演し、政府は罪を認める者は誰であろうと同じように対応するとした上で、「(スノーデン元職員に対する)恩赦を検討するつもりはない」と述べている。

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