特定の仲間と通信、反政府デモでアプリ利用進む
Zelloはロシアで創設され、今は米テキサス州に本社がある。アレクシー・ガブリロフ最高技術責任者(CTO)によると、ベネズエラの国営インターネットサービスCANTVの利用者がZelloにアクセスできない状態になってることから、政府の関与がうかがえるという。
同氏はユーザーがこの措置を迂回できるよう、「IPアドレスを変更して遮断されにくくしたアンドロイド向けアプリの更新版を公開した」「これでアンドロイド端末ではベネズエラでもまたZelloが使えるようになった」と話す。アップルのiOSとブラックベリー向けの更新版も提出済みで、承認を待っているところだという。
ベネズエラでは、ツイッターに投稿した写真やビデオが遮断されているという報告もあり、ツイッターの広報も「べネズエラ政府が画像を遮断しているようだ」と話した。これに対してベネズエラ政府は電子メールで声明を寄せ、「ユーザーから報告された障害への一切の関与」を断固として否定すると強調している。