フェイスブックが増収増益、モバイル広告拡大 4~6月期
ニューヨーク(CNNMoney) 交流サイト(SNS)大手の米フェイスブックは23日、4~6月期の決算を発表し、売上高が前年同期比61%増の29億ドル(約2900億円)、純利益が同2.4倍の7億9100万ドルと市場の予測を上回った。
携帯端末向けの広告が好調で、広告収入全体に占める割合は前年の41%から62%へと拡大した。2012年の株式上場以降、同社は携帯端末向けの収益事業が課題とされてきたが、広告の導入やニュース配信の改善、広告主向けのアプリを開発を通して収益化を成功させた。
同社によると、6月時点での1日の平均利用者8億2900万人のうち、携帯端末利用者が6億5400万人を占めるという。
同社のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、米国のユーザーが同社のサービスを1日平均40分間利用していると指摘。「米国民はテレビや電話、コンピューターなどのデジタルメディアに1日約9時間触れている。人々がつながって共有していく方法を改善するための機会はもっとある」と語り、成長余地は残されているとの考えを示した。