アップル増収増益 iPhoneの売れ行き好調
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルは22日、4~6月期の決算を発表した。スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の売り上げが伸び、売上高、純利益とも前年同期を上回った。
発表によると、売上高は前年同期比6%増の374億ドル(約3兆8000億円)、純利益は同12%増の77億ドル(約7800億円)だった。
iPhoneの販売台数は3520万台と、前年同期から13%増加。パソコンの「マック」は18%増の440万台に上り、市場の予想を大きく上回った。
一方でタブレット端末「iPad(アイパッド)」の販売台数は9%減の1320万台にとどまった。安価なモデルを選ぶ消費者が増え、iPadの平均販売価格は昨年に比べて約20ドル下がった。
しかしティム・クック最高経営責任者(CEO)は、同社が最近発表した米IBMとの提携により、今年後半以降は企業向けのiPhoneとiPadで成長が見込めると強調した。
7~9月期については370億~400億ドルの売上高を予測している。
アップルは9月にもiPhoneの画面を大型化した新モデルを発売する見通しとされ、市場の注目が集まっている。