米アップル、1~3月期は33%増益 iPhone6が好調
ニューヨーク(CNNMoney) 米アップルが27日発表した2015年1~3月期の決算は、昨年9月に発売したスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の「6」と「6プラス」の売れ行きが予想を大きく上回り、創業以来2番目の高水準となった。
1~3月期の売上高は前年同期比27%増の580億ドル(約6兆9000億円)と、市場予想の561億ドルを軽く超えた。
純利益は前年同期比33%増の136億ドル。トムソン・ロイターによるアナリスト予想は126億ドルだった。
同社の手元資金は1920億ドルに上っている。
製品別にみると、iPhoneの販売台数は6120万台で、予想をはるかに上回った。iPhoneの販売台数はこれまで、秋から年末にかけての3カ月は伸びるものの年明けに減少する傾向があった。一方、iPhone6は発売から年末まで爆発的に売れて同社史上最高の四半期決算を主導した後、今年に入っても好調な売れ行きが続いている。
アップルによれば、他社製スマートフォンからiPhoneに乗り換える流れは加速している。iPhoneユーザーの中でiPhone6または6プラスに変更した人の割合はまだ20%にとどまっていて、今後さらに増えることが予想される。
パソコン「Mac」の販売台数は460万台、音楽配信サービス「iTunes(アイチューンズ)」とアプリケーション購入サイト「アップストア」の売り上げも史上最高を記録した。