米ロ、サイバー問題で協議へ ウクライナ電力網攻撃受け
2014年のロシアによるクリミア半島の編入を受けて、米ロ関係は冷え込んでいた。
ジュネーブでの協議について、ロシア側では関係正常化に向けた協議と位置付ける。
一方、米政府高官は「(14年のウクライナ問題で中断された)二国間大統領委員会作業部会を再開するわけではない。ロシアとサイバーセキュリティー問題について協議する」と述べ、信頼醸成に向けた措置であることを強調した。
13年のサイバー合意には、サイバーセキュリティー関連で危機的状況に陥った場合に米ロ間で対応を協議するためのホットライン設置などが盛り込まれていた。
他国からと思われるサイバー攻撃が発生すれば、二国間の重大な衝突に発展する恐れもある。米政府高官によれば、ホットラインは現在も生きているという。