FBの今後10年は? ドローンやボットなど焦点
サンフランシスコ(CNNMoney) 米交流サイト大手フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は14日までに、開発者向けイベントで講演を行い、同社の今後10年の計画について語った。自動で対話するボット機能やドローン、仮想現実(VR)、人工知能(AI)などに焦点が当てられた。
フェイスブックが現在力を入れている人気の「メッセンジャー」アプリでは、新しいボットを使ったサービスが始まる。CNNやHPなど数十社が参加し、天気予報やニュースまでユーザーに合わせた情報をメッセンジャー経由でユーザーに届ける。
同社はまた、まだネットを使っていない人々の接続環境を整えるため、接続の中継基地となるドローンの開発や無料のネットアクセス環境の整備プロジェクトに投資を続けるとした。
AIについては、ニュース配信機能などへの利用のほか、ほくろの写真分析を通じて皮膚がんの診断を行う医師を支援するサービスなどにも応用できるという。
VRは子会社のオキュラスがヘッドセット「オキュラス・リフト」の出荷を始めたばかり。周囲360度を撮影できる3Dカメラを開発するなど、VR向けコンテンツの質の改善を目指すという。