犬と「会話」、研究進む 捜索救助や爆弾検知に応用も
この技術を応用すれば、爆弾探知犬が爆薬の種類をかぎ分けて、発見した爆薬がC4なのか、それとも危険度が高く慎重な扱いを要するTATPなのかを人間に知らせることもできるという。
災害現場では、がれきの下敷きになった人を見付けて犬がセンサーを起動させ、「もうすぐ助けが来ます」と知らせたりもできる見通し。カリフォルニア州で実際にこのベストを介助犬に使ってもらう実験も行われている。
言葉を話せない人や聴覚に障害のある人の介助犬が、周りの人に「すみません、飼い主があなたの助けを必要としています」と話しかけるといった使い方も想定される。
中にはたった27秒でベストの使い方を覚えた犬もいるといい、訓練可能な犬なら簡単に使いこなせるはずだとジャクソン氏は話している。