LINEがNYで上場、IT企業で今年最大

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無料対話アプリ大手のLINEがNYで上場。15日は東証でも

無料対話アプリ大手のLINEがNYで上場。15日は東証でも

ニューヨーク(CNNMoney) スマートフォン向けの無料対話アプリを手がけるLINE(ライン)が14日、ニューヨーク証券取引所(NYSE)に株式を上場した。IT企業としては、今年に入って最大の上場となる。

LINEは一部のアジア諸国で人気の高い日本製の対話アプリを提供している企業。初値は42ドル(約4400円)だった。その後やや値を下げたものの、終値は売り出し価格を27%上回る41.58ドルだった。時価総額は約80億ドル(約8400億円)となる。

東京証券取引所にも15日に上場する。上場による調達額はニューヨークと東京を合わせて13億ドルに上る。

投資家の需要の強さが示された形だが、フェイスブックや微信(ウィーチャット)といったライバルアプリと競争し利用者数を増やせるかどうかについては懸念も残っている。

ラインのユーザー数は3月に2億1800万人に達したが、最近は伸び悩みが見られる。また、日本とタイ、インドネシア、台湾以外の市場では売り込みに苦労している。売上は昨年、初めて10億ドルを超えたものの、利益は安定していない。

シン・ジュンホ最高グローバル責任者は「わが社はスマートフォン環境でやりたいことを何でも楽しめるようなワンストップサービスを開発してきた」と述べた。提供するサービスには音楽やニュースの配信や決済サービスも含まれる。

シン氏はまた、世界展開を進めるとともに、対話機能の他に「大きなチャンス」があるとの考えを示した。

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