「携帯メールで投票を」、偽広告が横行 ツイッターが警告
(CNN) 米大統領選を目前に控え、インターネットのソーシャルメディアでは「自宅から携帯メールで投票を」などと呼び掛ける偽広告が横行している。実際には、大統領選をはじめ州や地域レベルの選挙でも、携帯メールを使った投票は実施されていない。
偽広告にはさまざまなパターンがあるが、主に大統領選の民主党候補、ヒラリー・クリントン氏の支持者、特に中南米系や黒人の有権者が標的になっているようだ。
一見本物のようなデザインで、「時間を節約し、順番待ちの列に並ばずに自宅から投票しよう」などと書いてある。
ある広告では「59925番にヒラリーと送信し、ともに歴史を作りましょう」という文字の下に、クリントン陣営が広告主であるかのようなスタンプが配置されている。
ツイッターの報道担当者はCNNに、偽広告に関連する一部のアカウントを削除したと語った。政府、選挙関連の内容を扱うチームは、アカウントの読者(フォロワー)230万人に「携帯メールやツイートでは投票できません」というメッセージを送ったという。
市民権の擁護を掲げる弁護士団体、LCCRLも声明で「ソーシャルメディアの一部ユーザーが投票に関する偽情報を流している」と指摘し、注意を呼び掛けた。
CNNでもすでに伝えている通り、今回の選挙では多くの偽情報が飛び交っているため、周囲に広める前に十分チェックする必要がある。
Twitter just informed me that attempting to disenfranchise voters is not a violation of their Terms of Service. @jack @Support pic.twitter.com/YXVdt8sHwA
— Robert McNees (@mcnees) 2016年11月2日