ゲームに変革をもたらした日本製品8選<下> ソニックからポケモンまで
プレイステーション(ソニーの家庭用ゲーム機)1994年
任天堂とソニーは88年、通常のソフトと新しいディスクフォーマットの両方をプレーできる高性能版「スーパーNES」の共同開発に着手した。任天堂の側は、ソニーが当時フィリップス社と共同で規格化して勃興しつつあったCD-ROM技術に関心を示していた。
ゲーム機のブランディングや製造についてはソニーが担当することが決まった。だが、91年のラスベガス家電見本市「CES」で同ゲーム機についての発表が行われた後、収益の配分をめぐる争いでこの取り決めは破棄された。
「任天堂版プレイステーション」は実現しなかったが、ソニーはこのアイデアに修正を加え、通常のCD-ROMを使用する自社ゲーム機の開発に結びつけた。
スーパーマリオ64(ニンテンドー64用のゲーム)1996年
一連の画像は初期の「スーパーマリオブラザーズ」のものビデオゲームは1990年代、2次元グラフィックに依存した状態からダイナミックに表現された世界に移行し、プレーヤーが自由に動くことが可能になった。これは短く「3D」ゲームと呼ばれたが、実際には3次元効果は含まれていなかった。
こうした重要な一歩に先鞭(せんべん)を付けたのが「スーパーマリオ64」だ。同ゲームは「ゼルダの伝説 時のオカリナ」と並び、この世代で最も重要なゲームの一つと見なされている。