アップル、サファリの安全性強化 CPU脆弱性に対処
ニューヨーク(CNNMoney) 米インテル社などの情報処理チップに2種類の脆弱(ぜいじゃく)性が見つかった問題で、米アップルは9日までに「スペクター」と呼ばれる脆弱性に関して「マック」コンピューター、iPhone(アイフォーン)、iPad(アイパッド)への影響を緩和するアップデートを公開した。
新たに公開した「iOS11.2」では、ブラウザーのサファリとそのレンダリングエンジンであるウェブキットのセキュリティーを改善。iPhone、iPadのユーザーに対し、直ちにアップデートを行うよう求めている。
マックのユーザーにはmacOS High Sierra10.13.2を公開し、ノートパソコンやデスクトップでのサファリのセキュリティー改善を可能にした。
アップルは先週、このほど存在が確認された情報処理チップの2種類の脆弱性について、全てのマックとiOS端末に影響が及ぶことを明らかにしていた。
もう1つの脆弱性の「メルトダウン」に関しては、すでにiOS11.2、macOS10.13.2、tvOS11.2の各基本ソフト(OS)で脆弱性を緩和するアップデートをリリースしている。