米マイクロソフト、新しいタブレット型PCを発表 iPadに対抗
ニューヨーク(CNNMoney) 米マイクロソフトは、新しいタブレット型パソコン「サーフェス ゴー」を発表した。新しいサーフェスは画面サイズが10インチで重さは約520グラム。価格は399ドル(約4万4000円)から。OSは「ウィンドウズ10S」。
米アップルの「iPad(アイパッド)」や韓国サムスンの「ギャラクシータブ」と対抗する。
マイクロソフトは、アップルやグーグルとの間で学生の取り込みに向けて競争しているが、新型サーフェスが追い風となるかもしれない。
2017年の調査では、学生が利用する端末のうち約60%がグーグルのノートPC「クロームブック」だった。アップルのiPadのシェアは約17%。
他のマイクロソフト製品と同様に、着脱可能なキーボードや入力用のペンにも対応している。
調査会社フォレスターのバイスプレジデント、J・P・ゴウンダー氏は、小さなサイズとOSにウィンドウズを採用していることからビジネス界にも訴求力があると指摘。管理しやすく安全で、ウィンドウズのソフトウエアが動く軽量の端末は、iPadの対抗馬となるとの見方を示す。
ただ、主流の消費者にとっては、もう少し訴求力が落ちるかもしれないとも指摘。そうした人々はiOSやアンドロイドの端末が「大好き」なため、すでによく知っている同じソフトウエアで動く端末を使い続ける傾向が強く、大きな節約にならない場合、端末を乗り換えさせるのは難しいという。