米グーグルのOSやアプリ、ファーウェイのスマホで利用制限
香港(CNN Business) トランプ米政権が中国のスマートフォン大手ファーウェイ(華為技術)を規制対象としたことを受け、米グーグルがファーウェイによるスマートフォンOS「アンドロイド」やアプリの利用を制限する方針であることが分かった。
ファーウェイは2020年までに韓国のサムスンを抜いてスマートフォンの世界最大手になるという目標を掲げてきたが、今回の措置は大きな打撃となりそうだ。
米中の貿易戦争がエスカレートする中で、米政権は15日、米国企業が政府の許可なくファーウェイと取引することを禁止した。
グーグル広報は20日、「命令に従い、影響について調べている」と説明した。
ファーウェイは現在、スマートフォン販売で世界2位に位置しているが、同社のスマートフォンはOSのアンドロイドをはじめ、アプリストア「グーグルプレイ」といったサービスの多くをグーグルに依存している。
グーグルはそうしたサービスの大部分について、ファーウェイが利用できないようにする方針と報じられている。
ファーウェイが今後も利用できるのは、公開版のアンドロイドのみ。グーグルが提供するアプリやサービスは利用できなくなる。