ティックトック、年内にも音楽配信サービスに参入か
ニューヨーク(CNN Business) 動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が音楽のストリーミングサービスへの参入を検討していることがわかった。
英紙フィナンシャル・タイムズによれば、同アプリを手掛けるバイトダンス(北京字節跳動科技)が複数の大手音楽レーベルと話し合いを行っている。契約が成立すれば、ティックトックは、スポティファイやテンセント・ミュージック、アップル・ミュージックといった配信サービスと競合することになる。
フィナンシャル・タイムズによれば、配信サービスは12月にもインドなどの新興市場で始まる可能性がある。将来的には米国でのサービス提供も行われる見通し。音楽レーベル幹部はティックトックを通じた収益の確保に前向きになっているという。
バイトダンスは先ごろ、同社のアプリの月間アクティブユーザー数が合計で10億人を突破したと明らかにしていた。
フィナンシャル・タイムズの報道について、バイトダンスからコメントは得られなかった。音楽の配信サービスはバイトダンスが最近進めている事業拡大への取り組みの最新の事例といえそうだ。同社は7月、スマートフォンを開発していることを明らかにしていた。