米フェイスブック、コロナ後は「従業員の半数」が自宅勤務に
ワシントン(CNN Business) SNS世界大手の米フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、向こう5年から10年の間は従業員の最大50%がリモートワーク(遠隔勤務)となるかもしれないとの見通しを示した。
ザッカーバーグ氏の示した数字は目標ではなく予測だが、フェイスブックが新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)後に大きな方針転換を行う可能性を示唆している。
ザッカーバーグ氏は今回のアイデアについて、従業員の要望を満足させるとともに、より広範な経済的成功を生み出すための取り組みとしている。同じSNS大手の米ツイッターは先ごろ、一部の従業員について「永遠に」リモートワークを認める方針を明らかにしていた。
ザッカーバーグ氏によれば、フェイスブックでは今後、時間とともにリモートでの雇用が大幅に増える見通し。フェイスブックでは先進的なエンジニアの職に対する雇用に傾注する。
地理的にはすでにオフィスのある地域の近くから始める。その後、フェイスブックが現在存在感の薄い地域で従業員の新しい「拠点」を作り出したいとしている。
フェイスブックはまた、既存の従業員に対する永続的なリモートワークの支援を検討している。ザッカーバーグ氏によれば、オフィスを再開しても、最初に出社するのは従業員の約25%にとどまる見通し。