テレビ生出演中に地震発生、NZ首相の落ち着いた対応が評判に

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ニュージーランドのアーダーン首相。生放送中に地震に見舞われるも、落ち着いた対応を見せた/Pool/Getty Images AsiaPac/Getty Images

ニュージーランドのアーダーン首相。生放送中に地震に見舞われるも、落ち着いた対応を見せた/Pool/Getty Images AsiaPac/Getty Images

(CNN) ニュージーランドで現地時間の25日午前、首都ウェリントン近郊を震源とするマグニチュード(M)5.8の地震が発生した。ちょうどテレビのニュース番組に生出演していたアーダーン首相は、落ち着いた様子で「かなりの揺れです」と伝えた。

この地震による負傷者や損壊などの被害は報告されていない。

アーダーン首相はニュージーランドの放送局ニュースハブの番組に生出演して、新型コロナウイルス対策の規制解除についてインタビューに応じていたところだった。

画面が突然の揺れに見舞われても、アーダーン首相は笑顔を絶やさないまま「ちょっとした地震が起きています。かなりの揺れです」とコメント。「私の背後で動くものが見えるとすれば、ビーハイブ(国会議事堂の執務室)はほかより少し大きく動いています」と続けた。

このままインタビューを続けても大丈夫かどうか尋ねられると、「大丈夫です。私はつり下げ式の照明の下にはいませんし、構造的に安全な場所にいるようです」と応じている。

アーダーン首相のこの落ち着いた反応は、すぐさまツイッターなどのソーシャルメディアで評判になった。

同国の地震活動を観測しているジオネットによると、25日の地震は1月に起きたM5.4の地震を上回り、今年に入って最大の規模だった。M1.7~4.4の余震も45回以上発生した。

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