元フェイスブック幹部がアップル退社、女性蔑視の著書に従業員が抗議
アップル社内で出回った書簡は従業員2000以上の署名を集め、同書の問題箇所も引用している。それによると、ガルシア・マルティネス氏はこう記していた。
「ベイエリアの女性は世間慣れを主張しているけれど、ほとんどが軟弱で甘やかされた世間知らず。そして全般的にク●まみれ」
「フェミニズムを自称して、自分たちの自立性をいつも鼻にかけているけれど、現実には疫病や外国からの侵略を前にすると、散弾銃の銃弾1箱やディーゼル缶と交換してもいいような役立たずのお荷物と化す」
書簡ではこうした内容について、「包括性の目標に向けて尽力するアップルにとっての今回の採用の意味、そしてガルシア・マルティネス氏の近くで働く者への現実的かつ直接的な影響について、深く憂慮する」と述べ、女性や非白人に対するマルティネス氏の見解が採用の過程で見落とされたのか、それとも無視されたのかを調査して、こうした事態の再発防止策を講じるよう求めた。
さらに「アップルにおける同氏の存在が、公然のハラスメントや私的ないじめのリスクにさらされる私たちの同僚にとって、危険な職場環境をもたらすことを懸念する」としている。
CNN Businessはガルシア・マルティネス氏にコメントを求めたが、これまでのところ返答はない。
アップル広報は「我々は常に、誰もが尊重され、受け入れられる包括的で快適な職場をつくり出そうと心がけてきた」とコメントしている。