元フェイスブック幹部がアップル退社、女性蔑視の著書に従業員が抗議

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米アップルはアントニオ・ガルシア・マルティネス氏が同社を退社したことを確認した/ Smith Collection/Gado/Sipa USA/AP

米アップルはアントニオ・ガルシア・マルティネス氏が同社を退社したことを確認した/ Smith Collection/Gado/Sipa USA/AP

(CNN Business) 米アップルが新規に採用したフェイスブックの元広告担当幹部アントニオ・ガルシア・マルティネス氏をめぐり、同氏のかつての著書に女性蔑視の内容が含まれていたとして従業員数千人から採用の経緯を問う声が上がった。アップルは12日夜、CNN Businessの取材に対し、同氏が退社したことを確認した。

ガルシア・マルティネス氏はフェイスブックの元ターゲティング広告担当製品マネジャーで、本人がSNSのリンクトインに掲載した経歴によると、今年4月にアップルの広告チームに加わった。

同氏のアップル入社が10日に報じられたことを受け、アップル社内では11日までに、同氏の2016年の自伝「Chaos Monkeys」(邦題「サルたちの狂宴」)の内容を問題視する書簡が出回った。同書簡によれば、問題の箇所は包括性を重視するアップルの姿勢とは正反対の内容だった。

同書は2010~14年にかけてのサンフランシスコ・ベイエリアでの経験を回想する内容。ゴールドマン・サックスでキャリアを積んだ同氏はシリコンバレーに移り、アドテックの新興企業アドグロックを創業。後にアドグロックをツイッターに売却し、2011~13年までフェイスブックの製品マネジャーを務めた。自伝のほかに、ワイアードなどの媒体にも寄稿している。

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