米アップルのクックCEO、2021年の報酬は114億円
ニューヨーク(CNN) 米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)が2021年に受け取った報酬は9870万ドル(約114億円)だったことがわかった。アップルが提出した書類で明らかになった。
クック氏の報酬9870万ドルのうち約8200万ドル分は株式報酬だった。クック氏はこれ以外にも基本給300万ドルやボーナス1200万ドルを受け取った。アップルはプライベートジェット機や保安面に関する費用も支払っている。
書類によれば、クック氏が受け取った報酬の合計はアップル従業員の報酬の中央値である6万8254ドルの1447倍に相当する。
クック氏の報酬は大きく増えたが、アップルの業績も拡大している。中核事業である「iPhone」やサブスクリプションサービスが堅調で、昨年報告された利益や売り上げは過去最高の水準だった。アップルは先週、世界で初めて時価総額が3兆ドルを突破した。
昨年はクック氏のアップルCEO就任から10年の節目だった。クック氏はCEOの就任期間中に10億ドル以上の富豪の仲間入りを果たした。クック氏は以前、おいの大学の学費を支払った後、すべての財産を寄付するとの考えを明らかにしている。