トランプ氏のツイッター禁止を解除、マスク氏が意向表明

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イーロン・マスク氏=3月22日/Patrick Pleul/Pool/AFP/Getty Images

イーロン・マスク氏=3月22日/Patrick Pleul/Pool/AFP/Getty Images

一方、トランプ氏はアカウントが復活してもツイッターには戻らないと公言。代わりに自らが立ち上げたSNS「トゥルース・ソーシャル」を宣伝しているが、軌道に乗せるのに苦戦する様子が見える。

マスク氏は「トランプ氏をツイッターで禁止しても彼の声は消えず、右派の間で大きくなる。この措置がモラル上誤りで、率直に愚かだと言うのはそれが理由だ」と述べた。

この数週間、マスク氏はツイッターに対する自分の計画を示している。ツイッター上での自由な言論を支えるのが自身の目標であり、同社がユーザーの閲覧に影響する対応をする場合はユーザーに明確に伝えると述べていた。

マスク氏は10日には、スパム投稿などを促進しているボットをツイッターから排除し、ツイッターのアルゴリズムを公開して人々がコメントできるようにする計画も示した。

また、ツイッターには政治的バイアスがあるとも述べ、右派の著名人の一部から出ていた主張に同調した。「ツイッターはもっと公明正大になる必要がある。強い左派寄りのバイアスがあるのはサンフランシスコに拠点があるからだ」と語り、従業員がバイアスを意図せず中道だと思うことをしていても「それは極左の環境から生まれている」と主張した。

ツイッターは同社のアルゴリズムや従業員が特定の政治思想を差別することはないと発表している。

マスク氏は、永久禁止の措置は「極めて例外的」なものにして、アカウントに何ら正当性が見いだせないボットやスパムなどのアカウント対策のために使うと述べた。

コンテンツの監視や削除については、これまで政府が明確に違法と位置付けるものに限定するとの意向を示していたが、10日には「世界にとって破壊的」な言論や「誤った邪悪な」ツイートにも処分を行うと述べた。こうした投稿の判定基準や、処分の選択基準には言及しなかった。

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