未開封の第1世代iPhone、800万円超で落札 販売価格の100倍
ニューヨーク(CNN) 米アップルが2007年に発売した第1世代のスマートフォン「iPhone」がオンラインオークションに出品され、19日、発売時の100倍を超す6万3000ドル(約850万円)超の高値で落札された。同製品は未開封の状態で出品され、LCGオークションは「ファーストエディション」製品と位置付けていた。
当時599ドルで発売された第1世代iPhoneは、3.5インチ画面に200万画素のカメラを搭載し、容量は4ギガまたは8ギガバイト。インターネットや音楽アプリの「iTunes」は利用できるが、アプリストアはなく、通信規格は2Gを採用、米国ではAT&Tのネットワークしか利用できなかった。
オークションは今月初旬、入札開始価格2500ドルで始まり、LCGのオークションサイトによれば全部で27件の入札があった。落札者の身元や、入札者の数は公表されていない。
CNNはLCGオークションにコメントを求めたが、これまでのところ返答はなかった。
今回出品された容量8ギガのiPhoneは、タトゥーアーティストのカレン・グリーンさんがプレゼントされ、開封しないまま保管していた。グリーンさんが出演した19年の鑑定番組は当時、このiPhoneの価値を5000ドルと鑑定していた。
未開封の第1世代iPhoneは昨年10月にも、LCGのオークションで3万9000ドルを超す価格で落札されていた。