韓国サムスン電子、4四半期連続で減益 スマホ市場首位から陥落
香港(CNN) 半導体メーカー世界大手の韓国サムスン電子が1月31日に発表した2023年10~12月期決算は、営業利益が前年同期比35%減の2兆8000億ウォン(約3100億円)だった。減益は4四半期連続となった。
サムスンの決算発表からは、消費者向けの端末とそれらを稼働させる半導体に対する需要が依然として低迷していることがわかる。
営業利益は落ち込んだものの、サムスンは今年のモバイル端末需要の復活について楽観視している。
サムスンは投資家に対し、24年はスマートフォン市場が回復し、特に人工知能(AI)を搭載したスマートフォンなどの新製品の発売によって需要の改善が促進されると説明した。
サムスンは長年にわたり、スマートフォンの販売台数で世界首位の座にあった。しかし、23年10~12月期は米アップルに首位の座を譲った。
調査会社IDCによれば、23年のスマートフォンの世界市場はアップルが20.1%のシェアで首位に立った。サムスンは19.4%だった。