インドの宮殿ホテルで王族気分を

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宮殿ホテルの1つ、ウメイド・バワン=タージグループ提供

宮殿ホテルの1つ、ウメイド・バワン=タージグループ提供

(CNN) 堀にかかる跳ね橋、天高くそびえる見張り塔。インド各地の宮殿にはかつて、そこに住むマハラジャ(大王)を外敵から守るための仕掛けが張り巡らされていた。だが今では多くの宮殿が世界に門戸を開き、観光客を受け入れている。

インド北西部の古都ジョードプルにあるウメイド・バワンは、そんな宮殿ホテルのひとつ。347の部屋を持つ宮殿は世界最大級の私邸とされてきたが、政府による資金援助が止まった後、経費削減のために3分の1がホテルとして公開された。

インドの高級ホテルチェーン、タージグループが64室のスイートルームを運営する。標準タイプのスイートが一泊450ドル(約4万7000円)。同社のレイモンド・ビクソン最高経営責任者(CEO)は、「昔の宮殿そのままの生活がエアコンやWiFi、快適なシャワー付きで楽しめる」と強調する。

全国的な観光化の波に乗って、各地に同じような宮殿ホテルが登場している。観光客にインドの文化遺産に触れる体験を提供すると同時に、建物自体の維持管理にも役立っている。

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