米機にブタ同伴で搭乗の女性、離陸前に降ろされる
(CNN) 米コネティカット州の空港で、USエアウェイズ機に乗客がブタを連れて搭乗したものの、離陸前に降ろされる騒ぎがあったことが1日までに分かった。ブタが通路を走り回ってふんをするなど、周囲に迷惑をかけたためだという。
USエアウェイズの報道担当者がCNNに語ったところによると、乗客の女性は11月26日午前6時ごろ、米当局が機内への同伴を認める「精神的サポート用の動物」としてブタを持ち込んだ。
この便はワシントン行きの小型旅客機だった。乗客の男性によると、女性は「とても大きい犬かぬいぐるみ」を肩にかついでいるように見えたという。ブタが通路にふんをするので、女性がブタを座席のひじ掛けにつないでふんを片付けようとしたところ、ブタは大きな鳴き声を上げ始めた。女性は客室乗務員に促されて出て行ったという。
「犬や猫を連れて乗るのはいいが、あのブタは大き過ぎたしケージにも入っていなかった」と、男性は指摘する。
運輸省は2003年以降、介助犬などと同様に、精神的サポートとなる動物の機内への同伴を認めている。専門医の診断書などが必要なケースもあるが、女性がこうした書類を提出していたかどうかは明らかでない。