シンガポールが他国に誇れる10のこと
3.祝祭
シンガポールの国民は、華人、マレー人、インド人、コーカサス人で構成され、宗教も仏教、イスラム教、ヒンドゥー教、シーク教、キリスト教など多岐にわたる。
そのため、シンガポールでは1年間に多くの祝祭日があり、また毎年多くの文化的、宗教的祝祭が開催される。
主な祝祭日としては、2月の旧正月や、お釈迦様の誕生日に当たる「ベサック・デー」、7月~8月に行われるイスラム教の断食明けの祭り「ハリ・ラヤ・プアサ」、10月か11月に行われるヒンズー教の最も重要な祭典「ディパバリ」などがある。
また祝日ではないが、ヒンズー教の祭り「タイプーサム」や、中国人の間で広く祝われる「ハングリー・ゴースト・フェスティバル(中元節)」などもある。
4.植民地時代の建築
シンガポールのように、植民地時代に建てられた見事な建物がきちんと保存されている場所は他にない。
シンガポール政府は1971年に歴史・文化遺産の保護を開始した。そのおかげで、シンガポールでは東南アジアの他の旧植民地とは異なり、すべての遺産が完全な形で保存されている。
また遺産の多くは、新たな命が吹き込まれ、現在もさまざまな形で役立てられている。
例としては、中央郵便局をホテルに改装したフラートン、アートセンターに改装された旧国会議事堂、学校の校舎を改装したシンガポール・アート・ミュージアムなどが挙げられる。
最近修復されたビクトリアシアター&コンサートホールは、すでに営業を再開している。また現在改装工事中の旧最高裁判所は、2015年末までに国立美術館としてオープンする予定だ。
しかし中でも最も有名なのは、ラッフルズ・ホテルだ。米国人のサーキーズ兄弟が始めたこのホテルには、英国植民地時代の歴史が要約されている。