乗り鉄にはたまらない? 列車でめぐる北朝鮮の旅
景勝地である妙香山は、あまりに空気が新鮮なため、どんなに酒を飲んでも二日酔いにならないという。少なくとも、高麗旅行社はそう述べている。
一方、清津は製鉄業が盛んな北東部の工業都市だ。コッカレル氏によると、「都市の半分で製鉄所のにおいがする」という。
では、清津の「売り」は何か。
コッカレル氏は「平壌はここ数年で発展し、ピカピカの新しいビルが立ち並んでいる」とし、「清津にも新たなビルの建設計画はあるが、まだ建設は始まっていない。よって清津はどちらかというと、多くの旅行者が抱いている平壌や北朝鮮のイメージに近い」と語る。
これまで外国人は、平壌と北京の間を国際列車で行き来することは許されていたが、北朝鮮国内を列車で旅するのが許されたのは今回で2度目だ。