忘れ去られたピラミッドを探索、冒険心くすぐるスーダンの旅

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スーダン北部にある高さ約90メートルの小山「ゲベル・バルカル」

スーダン北部にある高さ約90メートルの小山「ゲベル・バルカル」

私は「なぜわざわざ砂漠の真ん中に寺院を建てるのか。普通、水の近くに建てるのではないか」と、ずっと疑問に思っていました。しかし、それは気候の変化と砂漠化が原因と分かりました。つまり、300年前に水辺に建てられた寺院が、現在はナイル川から5キロも離れた位置にあるのです。

現地ではピラミッドを存分に探索できますし、ピラミッドの中にも入れます。(スーダンの)ピラミッドはエジプトのそれに比べるとはるかに小さいです。(見物客の)行列は全くありませんし、かなり辺ぴな場所にありますので、非常にわくわくします。メロエのピラミッド墓地が最も大きく、ピラミッドはすべて黒色で、数十基あります。われわれはそこでキャンプをしました。

なぜピラミッドは黒色なのですか。

それは分かりません。スーダンについてひとつ言えるのは、現地にはガイドがあまりいないということです。また地元のガイドたちは寺院についてあまり詳しくありませんので、自分で詳しいガイドブックを持参する必要があります。

スーダンの砂漠でのキャンプはどんな感じですか

われわれは現地の旅行会社の人とともに砂漠に入りました。しかし経済制裁などの影響で、旅行会社でも高品質のキャンプ用具は持っていません。われわれは、自宅の庭に広げて遊ぶようなポップアウトテントに泊まりました。夜はかなり冷え込み、風も強くなります。ある朝目覚めると、テントのいくつかが風で倒れそうになっていました。それほど簡素なテントでした。

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