壁の向こうに秘密結社?、米デンバー空港の「謎」に迫る
(CNN) 壁の向こうにあるのは秘密結社の極秘会議場か、それとも怪物の彫刻ガーゴイルの繁殖地か――。米コロラド州にあるデンバー国際空港に、そんな謎かけの壁が登場した。
同空港は世界でも有数の大空港で、敷地面積は1万3726ヘクタール。無数の制限区画や地下トンネルがあり、目がオレンジ色に光る巨大な青い馬の像など風変わりなアート作品でも知られる。
そうした事情から、秘密結社のフリーメイソンやイルミナティにかかわる陰謀説、ヒト型爬虫(はちゅう)類のコロニー説などが飛び交う舞台ともなってきた。
現在は6億5000万~7億7000万ドル(約720億~854億円)をかけたグレートホールの改修工事が進行中。この工事現場を隠すために設けられた仮設の壁に、「この壁の向こうで何が?」という大きな文字が描かれた。ガーゴイルや宇宙人の写真も添え、巷で飛び交うガーゴイル説やフリーメイソン説を取り入れた謎かけを展開している。
さらに「Den Files」というウェブサイトも開設し、空港の歴史にさかのぼる謎を紹介した。
空港が開業したのは1994年3月19日。1994と19のそれぞれの数字を足すと33になる。同サイトによると、33はフリーメイソンで到達できる最高の階層とされる。