外国人旅行者の多い都市ランキング 香港トップ、東京14位
(CNN) 国際市場調査会社ユーロモニター・インターナショナルはこのほど、外国からの旅行者が多い100都市の2018年版ランキングを発表した。上位3都市は昨年までと同じく香港、バンコク、ロンドンだった。
ユーロモニターは世界600都市のデータを集め、毎年ランキングを発表している。今年の外国旅行者は世界全体で約14億人と、昨年を5%上回る人数になる見通しだ。
今年1年間に香港を訪れる旅行者は、年末までに2982万7200人に達すると推定される。
アジアは上位100都市のうち41都市を占め、2位がバンコクの2368万8800人だった。4位にシンガポール、5位にマカオ、9位にクアラルンプール、10位に深センが入っている。
旅行者の増加が特に目立つのは日本とインドの都市で、12~17年の間に大阪は43%、千葉は35%の伸びを示した。
欧州では3位のロンドンが2071万5900人。パリが6位、ローマが15位だった。
中東・アフリカではドバイが7位。チュニジアのジェルバとスース、エジプトのシャルムエルシェイクは近年、テロの影響でランキングから姿を消しているが、カイロは今年50位に返り咲いた。
米国からはニューヨークが8位と、唯一トップ20入りした。
ユーロモニターは今後の注目株として、ムンバイとポルト、大阪、エルサレムの4都市を挙げている。ムンバイには来年、新国際空港が開業する予定。エルサレムはこのところ治安が比較的安定し、観光客への強力な売り込みもあって38%の伸びが見込まれている。