米アメリカン航空、MD80で最後のフライト 一時代の終わり

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アルミ製のボディがまぶしいアメリカン航空のMD80。最後の商用飛行を終えた/Courtesy American Airlines

アルミ製のボディがまぶしいアメリカン航空のMD80。最後の商用飛行を終えた/Courtesy American Airlines

(CNN) 米アメリカン航空は4日、マクドネル・ダグラス製のMD80型機による最後の商用フライトを行った。「スーパー80」とも呼ばれる同機は一時代の終わりを迎えた。

MD80型機は1983年からアメリカン航空の主力機として活躍してきた。この年に3機の運航が始まり、2003年にはMD80の全生産機数の3分の1に当たる362機が空を駆けていたという。

最後の商用フライトを行ったのはAA80便。ダラス・フォートワース国際空港を午前9時に出発し、シカゴ・オヘア空港に同11時半ごろ到着するスケジュールが組まれた。

「マッドドッグ(狂犬)」の愛称で親しまれたMD80のファンはこの日朝、ツイッターで旅の思い出を共有。ファンの1人は「さようならマッドドッグ! 素晴らしい旅、銀色に輝く反射光、魅力的な存在感をありがとう」と書き込んでいる。

アメリカン航空は1960年代後半から、研磨したアルミにトリコロールを配した機体を導入。スーパー80はこうしたデザインの最後の機体だった。

導入当時は最も燃費が良い部類だったが、アメリカン航空は現在、機材の現代化を進めており、より燃費に優れた新型機を投入している。

デルタ航空ではMD88とMD80が依然現役で、マッドドッグに最後のお別れを言うのはまだ先になりそうだ。

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