全米初の「大麻カフェ」、ロサンゼルスにオープン
(CNN) 嗜好(しこう)用マリフアナが合法化されている米カリフォルニア州のロサンゼルスで、全米初となる大麻カフェ「ロウェル・ファームズ:カナビス・カフェ」が開店した。産地直送の素材を使った料理を提供し、店内では大麻が吸引できる。
ロサンゼルスのウエストハリウッド地区は、大麻消費施設の営業免許制度を創設し、これまでに300以上の出店申請を受け付けた。営業免許を取得したのはロウェル・ファームズが初めてだという。
料理長のアンドレア・ドラマー氏は料理専門学校ル・コルドン・ブルーのロサンゼルス校を経て、2012年に協同組合を設立。大麻の成分THCやCBDを使った料理で有名になった。
ロウェル・ファームズでもTHCの効果を取り入れた料理を提供する。ただし法律の規制があることから料理に大麻は使わない。
大麻については「テーブルサイド・フラワー・サービス」と呼ばれるソムリエが、種類の違いや香り、作用などについて説明する。
客は店内で紙巻きやパイプ、水キセルを使ってマリフアナを吸引できる。店は喫煙区画と禁煙区画に仕切られており、屋内は全面喫煙区画に指定されている。
同店の広報は「合法化された大麻の世界で、誰もが消費について楽しく学べる快適で安全な環境を提供する」と話している。