「世界最強のパスポート」、2020年代最初のトップは日本 英コンサル調査
(CNN) ビザ(査証)なしで入国できる国・地域の数に基づいて世界各国のパスポート(旅券)を比較したランキングの最新版で、日本が単独トップに立っていることが8日までに分かった。
ランキングは英コンサルティング会社のヘンリー・アンド・パートナーズが航空運輸業界団体の国際航空運送協会(IATA)のデータを基にまとめ、随時更新。199カ国のパスポートを対象に、全227カ国・地域の渡航先にビザなし、または到着ビザ制度でいくつ入れるかを調べ、その数を各国のスコアとしている。
2020年代初のランキングで首位となった日本のスコアは191。2位には190のシンガポールが入り、3位は韓国とドイツが189で並んだ。
4位以下は欧州の国々が名を連ねる。188のイタリア、フィンランドに続いてスペイン、ルクセンブルク、デンマークが187、スウェーデンとフランスが186のスコアをそれぞれ獲得した。
一方で米国と英国のランキングは下がり続けている。今回のスコアはともに184でノルウェー、ギリシャ、ベルギーと同数。トップの座を分け合った15年からは程遠い順位となった。