動物園がドライブスルー方式導入、限定的な営業再開へ 米テキサス州
(CNN) 新型コロナウイルスの感染拡大で様々な施設が閉鎖される中、米テキサス州の動物園がマイカーに乗ったまま園内を見て回れるドライブスルー方式の営業を一時的措置として開始すると発表した。
同州サンアントニオ動物園を車で訪れた来園者は、飼育されているライオン、トラ、クマなどの動物を車に乗って移動しながら一定の時間、安全に眺めることができる。運転中は音声ガイドが聴けるほか、園内各所で飲食物の購入も可能となっている。
サンアントニオ動物園の地図/San Antonio Zoo
サンアントニオ動物園のティム・モロー社長兼最高経営責任者(CEO)は、ドライブスルー方式の導入について、施設を段階的に再開する取り組みの一環だと説明した。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)を受け、同園は先月14日から閉鎖されているが、チケット収入が見込めなくなったことで財政的な打撃を受けていた。
ドライブスルーのチケットは、車両1台の通常料金が60ドル(約6400円)。年間パス所有者には32ドルの特別料金が設定されている。
当初ドライブスルーは今週末限定で開催する予定だったが、チケットが販売開始から2時間で完売したため、動物園側は来月17日まで毎日行うスケジュールに変更した。