世界のディズニーパーク、上海に続く再開の見通しは?
(CNN) 新型コロナウイルス感染拡大で休園していた上海ディズニーランドが11日に営業を再開し、ディズニーが米国など世界各地に展開するほかのテーマパークは後に続くのかどうかが注目されている。
今のところ、上海以外に再開の日程を発表しているパークはない。
米ウォルト・ディズニーのチャペック最高経営責任者(CEO)は米経済専門チャンネルCNBCとのインタビューで、「もちろん世界各地でなるべく早く再開したいが、責任を持って進めていく」と述べた。ゆっくりとした動きにはなるが、上海ディズニーランドの状況は明るい材料だとも語った。
米フロリダ州オーランドのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートは、すでに7月1日以降の予約を受け付けている。ただしこの日程について、公式サイト上に説明はない。
経済回復に向けた地元当局の対策チームは最近、オーランド周辺にある大規模テーマパークの再開に向けた指針やルールを配信した。対象のパークとしてはディズニー・リゾートのほか、ユニバーサル・スタジオやシーワールドもある。第一段階では入園者を定員の50%に制限し、第二段階では75%とするなどの基準が示されている。
チャペック氏はさらに、入園者にはマスク着用を義務付けることになると明言。米国はアジアに比べてマスクへの抵抗が強いうえ、フロリダの蒸し暑い夏はマスク向きではないと懸念を示した。
園内では手指や手に触れる面の消毒を徹底するほか、検温も実施する可能性があるという。
再開後の上海ディズニーランドでは、キャラクターがハグの代わりに手を振ってあいさつするほか、地面に示した黄色いラインで1.5メートルの対人距離確保を促している。