オーストラリア財務相が新型コロナ検査、議会証言中に咳止まらず
(CNN) オーストラリアのジョシュ・フライデンバーグ財務相が12日の議会証言の最中に、咳(せき)が止まらなくなって発言を中断する場面があった。
この場面をとらえた映像には、フライデンバーグ財務相が激しく咳込んで何度も発言を中断し、水を飲んで呼吸を整える姿が映っている。咳をしながら「水があってよかった」「話が長すぎた」と話す言葉も収録されていた。
CNN系列局の9ニュースによると、フライデンバーグ財務相はその後、自己隔離に入り、新型コロナウイルスの検査を受けたことを明らかにした。
9ニュースに寄せた声明では、「今日は演説中に口が渇いて咳をした」「質疑応答後、専門家に助言を求めたところ、念のために検査を受けた方がいいと助言された」と説明している。
検査結果は13日に判明する見通し。
フライデンバーグ財務相はオーストラリアの経済状況について説明する中で、政府による新型コロナウイルス対策の成果を強調していた。ツイッターには、「我々の対策はうまくいっており、生命と生活を守っている。我々は未来を確信できる」と発言する自身の動画を掲載している。
一方で、経済的な打撃の大きさにも言及し、4~6月期の国内総生産(GDP)は10%以上の減少が予想されると指摘、「史上最大の下落」になるとの見通しを明らかにした。