ディズニーランド・パリ、4カ月ぶり営業再開 香港は再び休園
(CNN) フランス・パリのディズニーランドが15日から、4カ月ぶりに営業を再開した。新型コロナウイルスの感染を防ぐため、来場者やスタッフが互いに距離をあけるなどの対策を徹底させている。
一方、香港のディズニーランドはいったん営業を再開したものの、新たに香港で52人の症例が確認されたことを受けて、15日から一時的に休園すると発表した。
パリのディズニーランドでは、来場者もスタッフもマスクを着用するなどの新たな対策が講じられた。キャストと呼ばれる従業員は、そうした対策に関する追加的な研修を受けている。
入場者の数は制限され、チケットは事前に購入する必要がある。レストランや乗車待ちの行列など、パーク全体でも人数制限を徹底させる。ビュッフェ形式のレストランは、テーブルで好きなだけ注文できるサービスに切り替える。
パークやホテルの洗浄や消毒にも力を入れる方針で、リゾート全体で2000カ所以上に手指消毒剤を設置する。
乗り物は客同士の間隔をあけ、劇場やキャストとの交流でも間隔を保つ。
ハグももちろん禁止だが、「自撮りスポット」など記念写真が撮影できる場所を新設する。パレードや花火も当面の間は中止する。
ホテルは夏にかけて順次営業を再開するが、宿泊施設内でも互いに1メートルの距離確保を徹底させ、エレベーター乗車は1回に1家族に限定する。
米国ではフロリダ州のディズニー・ワールドが、州内の感染者が急増する状況の中で、11日から段階的に営業を再開した。一方、カリフォルニア州のディズニーランドは、この週末に予定していた再開を延期している。