高級リゾートで贅沢テレワーク、1週間で250万円 モルディブ
(CNN) オーシャンビューのデスクに「専用」のパーソナルアシスタント、ノンストップの軽食に無料の洗濯サービスも――。
モルディブの高級リゾートが、在宅勤務のイライラを解消してもらうと、そんなサービスを組み合わせた「ワーケーションパッケージ」を売り出した。
9月1日から営業を再開したザ・ノーチラス・モルディブは、ユネスコ世界遺産に登録されたバア環礁にある。客室はビーチハウスとオーシャンハウスの26部屋があり、最大で21日間、オフィスとして利用できる。
モルディブの高級リゾート「ザ・ノーチラス・モルディブ」が「ワーケーションパッケージ」を売り出した/The Nautilus Maldives
料金は2人7泊の滞在で2万3250ドル(約250万円)。2週間滞在すれば3万7850ドル、3週間では5万2000ドルになる。
滞在客は、毎日行われるヨガやフィットネス、瞑想(めいそう)などのアクティビティーに参加できるほか、夕暮れ時に豪華ヨットに乗ってイルカと出会うプライベートクルーズも利用できる。
1日数時間、秘境ビーチにデスクを置き、天蓋の日陰の下で仕事ができるオプションもある。ビデオ会議であっと言わせることは間違いない。
客室はビーチハウスとオーシャンハウスの26部屋/The Nautilus Maldives
モルディブへの入国手続きも同リゾートが代行するため、宿泊客は手続きが済むまでの間、空港のプライベートラウンジでリラックスして過ごせるとしている。
モルディブは現在、出国前72時間以内に受けた新型コロナウイルス検査で陰性を証明できることを条件として、全観光客を受け入れている。
新型コロナウイルス対策でテレワークが続く現状に対応して、カリブ海のバルバドスやバミューダのような島国は、テレワーク用に最大1年の観光ビザを発給している。米国でもカリフォルニア州や首都ワシントンのホテルが、オフィスとして利用できるプランを売り出した。