マチュピチュの公開再開、17日から段階的に開始 ペルー
(CNN) 南米ペルーのクスコ州知事は17日までに、世界遺産「マチュピチュ」での観光客の受け入れを同日から段階的に実施すると発表した。同国の国営アンデス通信が伝えた。
インカ帝国の都市遺跡であるマチュピチュは新型コロナウイルスが蔓延(まんえん)する影響で過去7カ月間、閉鎖されていた。最近、新型コロナ流行に伴う外出禁止などの余波を受け遺跡近くで7カ月間足止めをくらっていた日本人観光客1人の入場を特例で認め、話題ともなっていた。
同州のジャンポール・ベナベンテ知事によると、17日から訪問を認めるのは地域の住民や観光客ら。11月からはペルー国内の観光客の立ち入りを許可し、この後に外国人観光客らを段階的に受け入れる予定。
アンデス通信によると、同国のアレハンドロ・ネイラ文化相は遺跡の見物客らの上限は1日当たり8人のグループで計675人にすると表明。通常の受け入れ能力の30%のみにとどめるとした。
州知事は、中央政府と州政府が協力しコロナ禍でもマチュピチュ遺跡の訪問を可能にする安全な旅行の認可を得たと説明した。