ギリシャ、入国時の隔離義務を解除 ワクチン接種と陰性証明が条件
当局によれば入国地点では抜き打ち検査も実施し、ここで陽性が判明した場合は隔離用のホテルに一定期間滞在してもらうという。マスクの着用や社会的距離の確保といった感染対策は引き続き行うものとする。
テオハリス観光相は、今回の措置が徐々に国を開くプロセスの端緒になると説明。観光客の全面的な受け入れ開始は来月14日の予定で、向こう数週間で種々の調整作業を行う見通しだという。
アテネやテッサロニキといった都市に加え、現在はロードス島やクレタ島などの著名な観光地も各国からの直行便が再開している。
観光業はギリシャの国内総生産(GDP)の2割を占め、推計で国内の労働人口の25%に相当する100万人超が従事している。