「人魚」になる中国人が増加中、その理由は?
中国のダイビング市場は若者中心、男女比ほぼ半々
中国が世界のダイビング市場に加わったのは比較的最近だが、ここ10年で急速な成長を記録してきた。
中国では18年、ダイビング資格の付与数が40%増を記録。これに対して世界全体での伸びは5%程度だった。
「中国のダイビング人口は世界で最も若い」とロウさんは語る。
「加えて、中国では女性がダイバーに占める割合が世界で最も大きく、50%近くに上る。人魚ダイビングの浸透に伴い、近く50%を超えると見て良いだろう」
フリーダイビングやスキューバダイビングのコースに比べ、人魚ダイビングのコースは楽しさや安全、生活スタイルに重点が置かれている。水に入るのが怖くなく、海が大好きという人なら誰でも挑戦できる。
フリーダイビングと人魚ダイビングを比較してほしいとの質問に、リーさんは「フリーダイビングをやっている時は自分が水生人間で、水中ならどこでも行きたいところに行けるという気分になる」と語った。
「人魚ダイビングは私にとってフリーダイビングの魅力を凝縮したもの。私の夢想や創造性、謎の生物への憧れを現実にしてくれた」(リーさん)